小規模でも市場で勝つEC事業戦略

小規模でも市場で勝つEC事業戦略

目次

EC業界はどの分野においても確固たるポジションを確立した企業がいて、商品に特別な技術力だったり権威性を作り出さなければ勝てない。そう思っていませんか?

確かに全く同じスペックの製品を作れたとしても権威性のある大企業相手では新規参入したところで勝ち目はありませんが、商品での差別化を考えすぎて広告方法や流入路線を確立することに目を見落としがちです。

 

ではどのようなEC戦略や成功へのシナリオがあるのか?

1.地方をターゲットにしたローカル戦略

2.小さな市場で勝つニッチ戦略

 それぞれ順に解説していきます。

 

1.地方をターゲットにしたローカル戦略

例えば美容室がシャンプーやヘアトリートメントなどの商品を販売していることって今では当たり前になってきましたが、これが流行った当時は革新的な戦略でした。なぜかというと美容室がおすすめしているという権威性を持って美容に関する商品を販売できることと、顧客との関係性が近いため商品を提案しやすく成約を取りやすい状況だったからです。

しかし今は美容室が美容品を販売しているのは珍しくないのでこれだけでは当然市場で勝つことはできません。

ではどうするのか?

それはSNSを使ったシナリオ戦略です。InstagramなどSNS自体は他の企業も当たり前のように使っていますが、集客に成功している企業はターゲット層が明確かつ訴求しやすい投稿を行っています。

同じ美容室のInstagramでも、

・商品の写真や Before→After を投稿しているだけの企業

・髪質や頭皮の悩みなどニーズを絞った上で文章構成を考えて、商品写真や悩みを解決できるシナリオ性のある投稿をする企業 

では圧倒的に後者の方が良いと感じませんか?

ローカル戦略のさらに良いところはSNSを見て気になった方が、実際に足を運べる距離に店舗があるという点です。このように顧客との関係性を築き上げていくことによりSNSだけでなく口コミでの顧客流入もできるようになります。

これは美容室に限ったことではなくローカルを主戦場とする企業ならではの生存戦略です。

実際に私の地元でも店舗販売していた商品の売上が伸びていたから、EC販売も取り入れて数億円規模の企業にスケールアップしていった事例があります。

SNSはユーザー層に訴求できる投稿を続けていれば財産として蓄積していきますし、始めるのも難しくないので取り入れていない企業様があればぜひ試してみてください。

 

2.小さな市場で勝つニッチ戦略

将来的に全国や世界に向けて発信したい、でも資金力が少ない。そういった企業にすごくおすすめな戦略です。

メリットとしては、

・価格相場が決まっていない場合もあり価格競争になりにくい

・競合が少ないため先行者利益を得られる可能性がある

・市場規模が伸びていけば高収益も目指せる

という点です。

事例をあげると、

・メロンパンでできたマスク https://the-labo.com/maskpan.html

・運動習慣の少ない中年女性をターゲットにしたスポーツジムhttps://www.curves.co.jp/

・マヨネーズやケチャップを持ち運べるボトルをEC販売https://sriracha2go.com/

この他にもニッチ戦略によって成功を納めた企業は数多くあります。

ニッチな分野でニーズに応えることができれば、SNSやリスティング広告をした時に求めているユーザーからの購入率やリピート率を獲得しやすいだけでなく競合が少ないのでSEO対策のキーワード選定もしやすいケースが多いです。

トライシステムもShopifyのテンプレートをセクション単位で販売するというデザインやコーディングを必要とせず、さらにオリジナリティの高いサイトを作れるというサービスを中小規模の事業者や個人に向けて展開していますがこれもニッチ戦略を参考にしています。

デメリットとして、市場の成長に応じて大企業参入の可能性やニーズからずれていると収益が全く出ないなどのリスクはありますが成功事例も数多くあるので実践できるのであれば取り入れてみるのは非常におすすめです。

 

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

今回は個人や中小企業がEC販売の市場でポジションを確立する戦略について少し触れさせていただきました。

トライシステムではこの他にもShopifyなど数多くの提案が可能なのでお気軽にご相談ください。

⇨Email:info@try-system.com